香港の食材【野菜編】(入手方法と味の違いなど)
香港はなにげに食材が豊富です。街市(市場)に行くと、日本にない野菜もたくさんあります。
この記事では、香港に住んでいる方の、
- 香港でも〇〇が作りたいけど、材料揃うのかな?
- 近所のスーパーで▲▲を買ったけど味が違うので日本産が欲しい
- スーパーに並んでるあの野菜、なにに使うんだろう?
といった疑問に答えます。
食材を羅列していますので、ページ内検索をしていただくか、目次から飛んでみてください。
香港にもあって味も同じ野菜
ここにあげた野菜は、細かい違いはあるにしても基本的には同じ味なので、普通にスーパーで買って、自分が作りたい料理にそのまま使っても問題ありません。
- 大根
- 人参
- 白菜
- 玉ねぎ
- ほうれん草
- ブロッコリー
- カリフラワー
- 長ネギ
- オクラ
- アスパラガス
- しいたけ
- しめじ
- えのき
- マッシュルーム
- エリンギ
- キャベツ
- とうもろこし
- パプリカ
- トマト
- ミニトマト
- 冬瓜
- 蓮根(レンコン)
- 春菊
- 香菜(シャンツァイ・パクチー・コリアンダー)
- 茄子*1
- 青梗菜(チンゲンサイ)
- レタス
- 豆苗(スプラウト)
日本とはちょっと違う野菜
これらの野菜は日本とは違う特徴のものが売っています。
- じゃがいも
- さつまいも
- 南瓜(かぼちゃ)
- ゴボウ
ジャガイモ・さつまいも・カボチャなどの根菜類は若干甘みやホクホク感が足りないかも。
一番違うのがゴボウで、香港(というか中国産)のゴボウはほぼ「木」です。薬膳スープに入れて煮込んだりするのが主な使い方で、ささがきしてキンピラなどの用途には向きません。
日本産が売っている野菜
以下の野菜は日本産が売っています。
日系スーパーじゃなくても売ってます。
ラインナップ的に、カレーは全部日本産でいけますね。
- じゃがいも
- さつまいも
- 玉ねぎ
- しめじ
- えのき
- 南瓜(かぼちゃ)
- ゴボウ
特に ゴボウは絶対に日本産を買ったほうがいいです。
日本産しかなくて高い野菜
日系スーパー(イオン・City Super・そごう)ならあるけど高い野菜たち。
- 小松菜
- ししとう
- ピーマン
ピーマンは、通常のスーパーにはパプリカしかないです。
小松菜ししとうも同様ですが、どれも値段がべらぼうに高いです。小松菜なんか一束45ドルとかです。
香港にはない野菜(今はたぶん)
現時点で、香港で見たことがない野菜です。
これから入ってくる可能性は大いにあります。
- まいたけ
- カブ
- その他、プレミアムな品種
数年住んでますが、舞茸は見かけたことないですね。日系スーパーでもイオンでは見たことないです。もしかしたら旬の季節にCity Superかそごうに行けばあるかもしれません。
その他、たとえば「安納芋」などの高級な品種は、すごく有名になったら入ってくるイメージです。
日本ではあまり見かけない野菜(中国野菜など)
街市(市場)に行くとたくさんの中国野菜に出会えます。特に葉物が豊富です。日本では馴染みがないですが、使い方がわかると非常に美味しいです。
- 菜心(チョイサム)
- 芥蘭(ガイラン)
- 通菜(空芯菜)
- タロイモ
- ひらたけ?みたいなきのこ
- クレソン
- 佛手瓜
- 豆苗の葉っぱ
- その他たくさん(勉強中)
以下、自分が使ったことがある野菜を詳しく説明します。
菜心(チョイサム・サイシン)
なかでも「菜心」は香港の代表的な野菜で、茹でる、油で炒めるなどして食べます。
味ですが、芯の部分は、ブロッコリーの芯を瑞々しくした感じ、葉の部分は「菜の花」に似ています。(ブロッコリーも菜の花も同じアブラナ科だそうです)
オイスターソースをつけて食べることが多いですが、鰹節としょうゆでお浸しにしてもいいでしょう。
芥蘭(ガイラン・カイラン)
こちらも同じアブラナ科。味も見た目も菜心に似ていますが、もう少し水分が少なくホクホクしています。スーパーに並んでいるとよく間違えます。
好みが分かれるところですが、私は最初芥蘭にハマり、その後菜心が好きになりました。
通菜(ヨウサイ・空芯菜)
日本ではタイ料理として食べることが多いですが、これも油でさっと炒めると美味しいですね。
ガーリック炒め、または腐乳という豆腐の塩漬けの調味料を使うのが定番。
豆苗(葉)
豆苗は、日本では豆から発芽したての芽の部分(スプラウト)しかありませんが、香港では葉っぱになるまで育ったものが売っています。これもだいたい炒めて食べますが、葉物なのにホクホクしていて非常に美味しいです。
クレソン
最近日本のスーパーを見ていないのですが、5年前までは日本ではそれほど見ませんでしたね。
香港では街市(市場)で1kg200円くらいで売っています。そんなにあっても使い切れないのですが、だいたい豚バラと一緒にクレソン鍋にしてモシャモシャ食べます。
まとめ
とりあえず自分の香港ぐらしの経験から書いてみましたがどうでしょうか?いきなり網羅はできてないと思ったので8割程度で公開してみました。
こんなのもあるよ、とか〇〇はありますか?とかありましたらコメント欄かTiwtter(リプでもDMでも)にいただけると喜んで追記もしくは調べてお返事いたします。
*1:茄子は日本より長いですが、味は ほとんど一緒です。
香港で風邪を引いたときにやるべきこと(経験者は語る)
香港は日本よりも温かい街ですが、それでも生活していると風邪を引くことがあります。
ここでは、香港在住5年目の私が、
- 香港に引っ越して来てまだ日が浅い人
- これから香港に旅行で来る予定の人
に向けて、
- 香港で風邪を引いたらどうするべきか?
- 予防のために何をしたらいいか?
を解説したいと思います。
※1968年に香港が発生源となったインフルエンザを香港風邪と呼ぶようですが、ここでは香港で風邪を引いた場合のお話です。
香港で風邪を引くケース
まず、香港で日本人が風邪を引くのは以下のようなケースが多いです。
環境も違うので当然ですが、日本とはまたちょっと違った理由です。
汚れた空気でノドをやられる
秋から冬(10月~2月くらい)にかけてこのパターンが多いです。
それ以外の季節にも黄砂が飛んできたりして、総じて日本より空気が汚いので、半日外に出ていると喉に違和感が…なんてことがよくあります。
冷房でやられる
香港の冷房は、節電節電と言っている日本よりもはるかに低い温度設定になっています。
だいたい通年で20℃前後くらいになっているので、温度差で自律神経が乱れたりすることがあります。
冷房で体調を崩すシチュエーションを挙げてみました。
- 冬の寒い日(10℃くらい)に外出したら、暖房がどこにもなくて風邪引いた
- ホテルの部屋が冷房しかなくて、一晩凍えながら寝たら風邪引いた
- 飛行機の冷房が効きすぎて風邪引いた
- 真夏に室内(20℃)と室外(35℃)を行き来してたら風邪引いた
移住してから2ヶ月くらいずっと調子悪い(個人の体感)
これは私の実体験と周りの日本人の話なので正確ではないのですが、最初の2~3ヶ月で何回も風邪を引く方が多いです。
身体が香港の気候に適応するためなんでしょうか…?私の場合、それが過ぎると風邪は引かなくなりました。
香港でできる風邪の対処法
日本と同様に、風邪を引いてしまったら香港でも病院に行くか、薬飲むか、寝るかしかありませんが、それぞれ事情がちょっと違います。
病院に行くのはあまりおすすめしません
よほど辛いようでしたら病院に行きましょう。風邪だったらどこでも、そこらへんの町医者でOKです。
しかし、おそらくどこで受信しても、ただの風邪の場合はパナドール(Panadol)という解熱鎮痛剤が出されて終わりです。
個人的には「ただの風邪じゃないぞ」というとき以外は行かなくてもいいんじゃないでしょうか。
コンビニかドラッグストアで薬を買う
実は、上記のパナドールはコンビニで買えるんです。
「面倒だし診察は不要」という方はコンビニで自分で購入して飲むのが早いですね。
解熱・頭痛・痛み止めと、なんにでも使えるお薬ですが、効き目は…そこそこです。
その他、コンビニやドラッグストアでは点鼻薬、のど飴、マスク、のどスプレーくらいは購入可能です。
おとなしく寝るのが一番
結局、ただの風邪なら寝ていればOKです。
香港の会社にはシックリーブ(Sick Leave)という、当日連絡でもOKな有給私傷病休暇の制度があるので、仕事している方は安心して休みましょう。
旅行で来た場合も、ちょっと残念でしょうけど「ルームサービスを楽しんじゃおう」くらいの気持ちで休むのがいいと思いますよ。
香港人は中医(漢方医)にかかる人も多い
現地香港人の場合、単なる風邪だったら中医に行く人のほうが多いかもしれません。
一度、別の症状で見てもらったことがありますが、診察はだいたい以下のような流れです。
- 脈を見る
- 舌を見る
- 尿と便についてヒアリング
- 出す漢方の組み合わせを決める
- 薬剤師が配合して粉薬にしてパッケージ
香港で風邪を予防するには
いったん風邪を引くと意外と長引くので、日々予防がおすすめです。
香港ローカルの予防法① ホットコーラ(熱檸檬可樂)
ローカルの予防法として面白いのが、レモンと生姜が入ったホットコーラ(熱檸檬可樂)です。
ローカルのカフェレストラン(茶餐廳 / チャーチャンテン)に行けば必ずあります。
みんな「ちょっと喉が…」という段階で飲むそうです。
香港ローカルの予防法② 漢方茶(感冒茶)
繁華街の通り沿いには必ず漢方茶スタンドがあり、風邪に効く「感冒茶」を売っています。
味は控えめに言ってクソ不味く、むしろそれが効き目を感じさせます。
目的によってまったく逆の効能のお茶もあるので、「感冒茶」と伝えるか風邪であることを伝えましょう。
必ず1枚上着を持っておく
どんなに暑い日でも、なにか羽織るものを一枚持っておくと室内でエアコンがきつい時に役立ちます。
私の場合、春・夏・秋は綿のカーディガン、冬はウィンドブレーカーを持ち歩くようにしています。
特にアウトドアブランドのウィンドブレーカーは小さく折り畳めるのでおすすめです。
喉のケアをする
喉をやられる場合が多いので、うがいやのどスプレー、のど飴、マスクが予防に有効です。
のどスプレーには、目的によって
- 日々の予防にはヨウ素系(殺菌)
- 喉が痛くなってからはアズレン系(粘膜の炎症を抑える)
と覚えておきましょう。
香港でもドラッグストアで以下の商品が売っていてます。
小林製薬 のどぬ~るスプレー(ヨウ素系)
白金製薬 パープルショット(アズレン系)
日本の風邪薬を用意しておく
「海外の飲み薬はちょっと不安…」という方や
「パナドール効かないなぁ…」という方は
日本の風邪薬を持っておくべきでしょう。
風邪薬にもタイプがあるので、私の場合は
- 発熱、のどの痛みに効くもの
- 鼻みず・鼻づまり、せきに効くもの
を常備しています。
購入は、日本に一時帰国したときに買っておくか、転送コムで他の荷物と一緒に送るかです。
香港の風邪まとめ
- 喉とエアコン対策を万全に
- 風邪を引いたら薬を飲んで寝る(病院は非推奨)
- 日本の薬の準備は
- ローカルの予防方法も体験してみよう
ちょうどこれから風邪のシーズンですので、参考になると嬉しいです。
香港で飲み物を注文する時に役に立つ表を作ったよ
こんにちは。
香港では食事の際にお酒を飲む文化がそれほどないので、みなさんソフトドリンクを飲まれます。 食事中でも甘い炭酸飲料や甘いミルクティなどガンガン飲みます。
今回は注文で困らないよう、香港でよく飲まれるドリンクを広東語で表にしてみました。 これで英語メニューが無い&店員が英語できないローカルレストラン(茶餐廳・冰室)でもなんとかなるはずです。
日本語 | 広東語 | アイス 凍(トン) |
ホット 熱(イー) |
---|---|---|---|
ミルクティー | 奶茶 ナイチャ |
凍奶茶 トンナイチャ |
熱奶茶 イーナイチャ |
レモンティー | 檸茶 レンチャ |
凍檸茶 トンレンチャ |
熱檸茶 イーレンチャ |
レモン水 (レモネード) |
檸水 レンソイ |
凍檸水 トンレンソイ |
熱檸水 イーレンソイ |
普通の水 | 水 ソイ |
凍水 トンソイ |
熱水 イーソイ |
基本的に、最初にホットかアイス、次に味を言えばOKです。 冷たいのはだいたい+$2くらい取られるので、指定がない場合はホットが出てきます。
この表以外もですが、水以外の冷たい飲み物はほぼ例外なく甘いので要注意です。
※スタバなどのアイスコーヒーなど一部は無糖です。
香港はすでに夏本番。雨の日以外は毎日最低29~最高34℃くらいになります。夜でもあまり下がりません。 この時期の街歩き(観光など)はこまめに喫茶店で水分補給をするのが望ましいのですが、スタバが見つからない時は思い切ってローカルカフェに入ってみてください。
個人的なオススメはトンレンチャとイーナイチャですが体調によってイーレンチャも飲みますし辛いものと一緒に飲むトンレンソイはこれはこれでスッキリして美味しいですよね!
余談
ちなみにこの表は
さかい・みずの・まき・みき早見表 と、
くめ・ふせ・ひろし・あきら早見表にインスパイアされて作りました。
時間があったらそれぞれのセルに写真を入れたかったです。
ではまた。
香港で頭痛が痛いときの診察と処方される薬(個人的な体験談)
年明けから慢性的な頭痛に悩まされています。
病院には2月末に一度行った後、治らないので4月に2回ほど行きました。
香港で頭痛が我慢できないくらい痛くなってしまった方は参考にしてください。
頭痛は大きく分けて3種類
慢性的な頭痛はだいたい
- 偏頭痛(脈に合わせてズキズキ)
- 緊張型頭痛(締め付けるような痛み)
- 群発頭痛(毎日決まった時間に)
に分けられますが、脳腫瘍・くも膜下出血・脳梗塞などでも頭が痛くなったりするので自己診断は危険です。
私もそれが怖くて「一応いっとこうか」という感じでした。
診察の結果、自分の場合はおそらく「緊張型頭痛」
診察の内容は、基本的に対面での問診になります。血圧くらいは図ったかもしれません(うろおぼえ)
病院によっては通訳の方が同席してくれますが、どちらにしても診察は15分程度で大したことは聞かれません。 (どこが痛いか・仕事は忙しいか・悩みやストレスはあるか など)
問診に答えていて自分で気づいたことが以下なのですが典型的な「緊張型頭痛」でしたね。
- 加齢によって視力が落ちてきている
- それにより今までできていた長時間のデスクワークによる疲れが増大
- 姿勢も悪くなりストレートネック気味に
- 結果、肩と首のコリがひどくなる
- 後頭部がキリキリ、ギューと締め付けられる痛み
先生の見立てもそんな感じで、まあ深刻な問題ではないね~という感じでした。
ただ、緊張型頭痛が前述の脳疾患による痛みと似ているらしく、「後頭部をガンガン殴られたような激しい痛みを感じるか?」という質問をされました。
ここでYesと言うと、おそらくCTやMRIでの精密検査になったはずです。
精密検査の料金は10万~15万円くらいしますが、もし本当にそのような痛みがあるなら緊急事態ですので、お金を惜しんで嘘を言ったりはしないほうが良いと思います。
病院でもらった薬
以下のような薬が毎回処方されました。
※偏頭痛の場合は違う薬が出るかもしれません。
- パナドール Panadol(1日3回1錠づつ)
- トラマドール Tramadol(1日2回・食後に1錠づつ)
- セレブレックス Celebrex(1日2回・食後に1錠づつ)
これらは全部鎮痛剤になります。
パナドールは海外ではなんにでも使える薬で、そこら辺の薬局やコンビニでも買えるので切れたら補充してます。 お酒も食事も大丈夫(たぶん)だけど効き目は微妙です。
カッコの用法を指導されましたが、調子が良くなって少しずつ減らしたい場合は
- まずはパナドール
- 痛みが引かない場合にトラマドール
- それでもダメならセレブレックス
の順番で、とアドバイスいただきました。
初診時にはトラマドールではなくザナックス Xanax(1日2回・食後に1錠づつ)という薬を処方されましたが、ネットで調べたら抗不安薬および筋弛緩薬の一種と出てきたのであまり飲まなかったです。お酒もNGでしたし。
診察費用
上記のような診察と薬の処方にかかった料金を記しておきます。
日本人通訳つきの私立クリニックの場合です。
※カッコ内はだいたい14円くらいのレートでの日本円
- 診察費 HK$1000~1200(14000~16800円)
- 薬代 HK$600~800(8400~11200円)
くっそ高いですが、他の病院の通訳の方に聞いたところ、私立病院の料金としては「まあだいたい相場どおりか、薬代が少し安い」とのことです。
公立の病院に行くとこれが薬代込みでHK$120(1680円)くらいになります。頭痛以外でもほとんどこの料金です。すごく混みますが。あと、旅行者など香港に住んでいない人はもっと高いので注意。
支払いは前回出国から90日以内だったのでクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用しました。これが使えなかったら死ぬところでした。というか、使えることがわかっていたので通訳付きの病院に行ったんですけどネ。
まとめ
いかがでしたか?(キュレーションサイト風)
診察内容もたいしたことしないので、頭痛くらいなら英語ができなくても公立病院で大丈夫だと思います。
とりあえず、私は生活改善(おもに姿勢)しつつ、薬を自分で買い足して暮らしていこうと思います。
そのうち、香港の健康保険や海外旅行者保険の活用法についても書こうと思います。
Samsung Payが香港でサービスイン。さっそく大手スーパー(恵康 wellcome)でも使えるようになってた。
ある日スーパーで買物をしていたら決済端末にSamsung Payのシールが。 なんか始まってました。
(写真注)香港のほとんどのスーパー・コンビニ・雑貨店にはこの恒生銀行(Hang Seng Bank)の決済端末が置いてあります。 こんな感じで新しい決済手段が追加されるたびにシールが増えていきます。
正式には5/25にサービスインです。 ggsoku.com
かねてから香港での支払い環境を快適にするために電子マネーを勉強していたところだったので、調べてみました。
通常のクレジットカード用の決済端末でも使えるらしい
通常のモバイル決済(NFC)とは別に、Samsung Payの特色として通常の磁気カードと全く同じ使い方ができることがあります。 これどういうことかというと、昔からある普通のクレジットカードを通す端末(磁気カード読取機)に携帯をかざすことで決済ができる仕組み(MST)のようです。
Samsung Payが特徴的なのは“磁気カード”での支払いもスマートフォン単体で行なえる点で、支払いボタンを押し、端末を磁気カード読み取り機に近付けるだけで決済が完了する。これはSamsungが2月に買収を発表した米LoopPayの技術をベースとしており、無線電波でカード番号情報を読み取り機に転送することで実際にカードを通したのと同じ効果を得られるようになっている。Apple Payと何が違う?『Samsung Pay』の秘密に迫る:MWC 2015 - 週刊アスキー
使い方としては、磁気カードを入れる溝の部分にスマホを近づけるような感じです。
これ、レジ前に決済端末がある店じゃないと使いにくそうですね。 香港だけではないですけど、海外はテーブル会計が多いですからね。運用面と商習慣が合わないかもしれません。
香港での対応クレジットカードと提携銀行(2017年5月時点)
Samsung Payの香港での提携クレジットカードはVISA・Master・Amex。ひと通り使えます。
提携銀行はシティバンク、スタンダードチャータード銀行、大新銀行、中国銀行(香港)、DBS銀行に加えてこちらにもAmexのロゴがあります(よくわからない) 香港最大手のHSBC銀行とは提携していないようです。
さらにSamsungの端末を持っている人しか使えない
調べはじめてすぐこのことに気づいてガッカリなんですが、Samsung製品のみに対応です。 AndroidではTOPシェアなのでそれなりに使える人はいるのでしょうけど、Samsungユーザーではない私には今のところ関係なさそうです。
現時点(2017年5月)での対応機種は
- Galaxy S8 +
- Galaxy S8
- Galaxy S7 edge
- Galaxy S7
- Galaxy S6 edge +
- Galaxy Note5
となっています。他メーカーのAndroid端末に対応する予定はあるんでしょうかこれ。
香港での普及具合とSamsungからの続報はまた追ってお知らせしたいと思います。