Samsung Payが香港でサービスイン。さっそく大手スーパー(恵康 wellcome)でも使えるようになってた。
ある日スーパーで買物をしていたら決済端末にSamsung Payのシールが。 なんか始まってました。
(写真注)香港のほとんどのスーパー・コンビニ・雑貨店にはこの恒生銀行(Hang Seng Bank)の決済端末が置いてあります。 こんな感じで新しい決済手段が追加されるたびにシールが増えていきます。
正式には5/25にサービスインです。 ggsoku.com
かねてから香港での支払い環境を快適にするために電子マネーを勉強していたところだったので、調べてみました。
通常のクレジットカード用の決済端末でも使えるらしい
通常のモバイル決済(NFC)とは別に、Samsung Payの特色として通常の磁気カードと全く同じ使い方ができることがあります。 これどういうことかというと、昔からある普通のクレジットカードを通す端末(磁気カード読取機)に携帯をかざすことで決済ができる仕組み(MST)のようです。
Samsung Payが特徴的なのは“磁気カード”での支払いもスマートフォン単体で行なえる点で、支払いボタンを押し、端末を磁気カード読み取り機に近付けるだけで決済が完了する。これはSamsungが2月に買収を発表した米LoopPayの技術をベースとしており、無線電波でカード番号情報を読み取り機に転送することで実際にカードを通したのと同じ効果を得られるようになっている。Apple Payと何が違う?『Samsung Pay』の秘密に迫る:MWC 2015 - 週刊アスキー
使い方としては、磁気カードを入れる溝の部分にスマホを近づけるような感じです。
これ、レジ前に決済端末がある店じゃないと使いにくそうですね。 香港だけではないですけど、海外はテーブル会計が多いですからね。運用面と商習慣が合わないかもしれません。
香港での対応クレジットカードと提携銀行(2017年5月時点)
Samsung Payの香港での提携クレジットカードはVISA・Master・Amex。ひと通り使えます。
提携銀行はシティバンク、スタンダードチャータード銀行、大新銀行、中国銀行(香港)、DBS銀行に加えてこちらにもAmexのロゴがあります(よくわからない) 香港最大手のHSBC銀行とは提携していないようです。
さらにSamsungの端末を持っている人しか使えない
調べはじめてすぐこのことに気づいてガッカリなんですが、Samsung製品のみに対応です。 AndroidではTOPシェアなのでそれなりに使える人はいるのでしょうけど、Samsungユーザーではない私には今のところ関係なさそうです。
現時点(2017年5月)での対応機種は
- Galaxy S8 +
- Galaxy S8
- Galaxy S7 edge
- Galaxy S7
- Galaxy S6 edge +
- Galaxy Note5
となっています。他メーカーのAndroid端末に対応する予定はあるんでしょうかこれ。
香港での普及具合とSamsungからの続報はまた追ってお知らせしたいと思います。